書簡の中で、法王は次のように述べられた。
「カーター大統領は、貧しい人々や社会的弱者を助け、紛争の平和的解決を模索し、世界中で民主主義と人権が向上するよう、何十年にもわたりたゆまぬ努力を続けられました。これほど長い年月を現役で走り続けるお姿は、他者のためにいかに生きるべきかという手本となりました。2002年にはノーベル委員会も人類の幸福に対する元大統領の貢献を認めて、ノーベル平和賞を授与しました」
「また、カーター大統領がチベットの状況に深い関心と懸念を寄せてくださったこと、そしてチベットの人々の苦境を和らげるためにイニシアチブをとってくださったことに、私たちチベット人は感謝の念を抱き続けています」