(2010年9月10日 AP通信)
ダライ・ラマ法王は、ウィスコンシン大学マディソン校で行なわれている、思いやりと慈悲の科学的研究を支援するため、個人信託から5万ドルの資金提供を行なった。
5万ドルは同校の心の健康研究所(Center for Investigating Healthy Minds)に贈られる。
ダライ・ラマ法王は、5月にマディソン市を訪問した際にも、心の健康研究所で行なわれている研究を奨励している。
心の健康研究所のリチャード・ディヴィッドソン所長は、「このような贈り物をいただく日が来るとはまったく予想していなかった。研究者一同、心から光栄に思っている」と述べた。
同センターは、思いやり、共感、慈悲など心の健康をいかに育んでいけるかについて脳研究を行なっている。5万ドルの詳細な用途については今のところ未定だが、ディヴィッドソン氏は「有益に使わせていただけるよう最善を尽くす」と誓っている。
心の健康研究所(Center for Investigating Healthy Minds)のウェブサイト(英語)
(翻訳:小池美和)