(2013年3月14日 CTA)
ツェリン・ワンチュク厚生大臣がチベットにおける緊迫した状況について語り、日本政府や日本国民を含めた国際社会へチベットに対する注目や支援をアピールする必要性を訴えた。
集会ではロブサン・センゲ主席の演説が日本語に翻訳され、読み上げられた。この集会を開催するにあたって様々な経歴の持ち主の日本人支援者や在日チベット人が、渋谷や青山という東京の中でも特に人が集まる場所で、東京都警察の許可や指導支援のもと、平和的に実施された。
前日の3月9日にツェリン・ワンチュク厚生大臣は来日し、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のラクパ・ツォコ代表とタシ・トップギャル事務局長に成田空港で迎えられた。同日に、ツェリン・ワンチュク厚生大臣はレセプションパーティで日本人支援者やチベット人たちに温かく歓迎された。このパーティは、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所によりホテル グランドパレスで開催された。
また、ツェリン・ワンチュク厚生大臣は、埼玉医科大学の理事長 丸木清浩 博士に招かれ、毛呂山町での様々な施設を訪問した。同日、施設内外周辺のチベット人医師や看護師との特別食事兼会議が行われた。ラクパ・ツォコ代表は「ツェリン・ワンチュク厚生大臣の訪問が大変意義あるものであり、将来の可能性を広げるものでした。」と語った。
3月12日には、ツェリン・ワンチュク厚生大臣は大阪のチベット支援グループ「雪の下の炎」に招待され、大阪府議会の30人程度の若者たちと歓談。その後大臣は、国際センターで200人以上の若いビジネスリーダーを中心とした様々な背景を持つ人々の前でスピーチをした。チベットでの緊迫した苦境、特に107件もの焼身抗議の発生事態に焦点が当てられた。
それ以外にも大臣は、政治ジャーナリストや新聞記者、TV放映や中継ニュースチャンネルを通して会見を行った。
(翻訳:今枝 友里)