2001年6月25日
ヴィリニウス(AFP)
先週、リトアニアのヴァルダス・アダムクス大統領は、虫垂切除の手術を受け、日曜日に退院後、大統領の宮殿でリトアニア訪問中のダライ・ラマを出迎えた。
「ダライ・ラマが宣言した原則に従って人々が暮らすなら、世界はより良く、より美しくなる」と会談後のアダムクス大統領の発言が政府報道官によって発表された。
亡命中のチベットの精神的リーダー、ダライ・ラマは、平和と尊敬の意を表して、アダムクス大統領夫妻に白いスカーフ(カタ)を贈呈した。
会談中、中国内のチベット問題は議論されなかったという。
しかし、土曜日の到着後、ダライ・ラマは、リトアニア人がチベット自治を主題として取り上げたことが、我々の助けになったと語った。 「我々は、独立を求めているのではなく、自治と相互理解を要求しているのであって、これは双方に受け入れられる」と、彼はジャーナリストに述べた。
「皆さんたちが中国の知識階級、実業家、政府の役人らに会う時は、我々が統一や安定の獲得が優先であって、決して破壊を望んでいるのではないことを喚起して欲しい。これは我々の目標だが、同時に、武力や武器ではなく、心の中から達成されるべきである」と語った。
ダライ・ラマは、首都のヴィリニウス市で、リトアニア人の立法者やヴィリニウス市長、アルツラス・ズォカ氏とも会う。
また、またリトアニア第2の都市カウナスを訪れ、水曜日にバルト国を出発し、バルト3諸国の8日間の歴訪を終える予定になっている。