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イスラエル国会議長、ダライ・ラマと会うと発言

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1999年11月17日
エルサレム(ロイター通信)

イスラエル国会議長のアブラハム・バーグは、中国がキャンセルするよう圧力をかけたにも関わらず、チベットの精神的指導者、ダライ・ラマと会談することを述べた。

「私は、中国とチベットとの対話に割って入ろうと思っているのではない」
「しかし、クリントン大統領、フランスのシラク大統領、エリザベス女王が会ったことのある人物に、一人のイスラエルの公人が会うことが叶わないというのは、我慢ならないことだ」とアブラハム・バーグ。

テルアビブにある中国大使館の役人は、イスラエル駐在のワン・チャンイ中国大使が「中国とイスラエル双方の関係」を話し合うため、14日にバーグに会ったことを確認した。

この中国大使館の書記官がメディアに語ったところによると、ワン・チャンイ中国大使が11月24日に予定されているダライ・ラマとの会談はイスラエルと中国との経済的な結びつきを傷つける可能性があることを警告した。

「一人の大使が議長を脅すことなどできないことだ」とバーグ氏。イスラエルの役人たちからもダライ・ラマとの会談をキャンセルするよう強く促されたことにも言及した。

バーグが迎えるダライ・ラマは、イスラエルで行われる宗教会議に出席する予定で、全人代の議長で中国の第2に力を持つ人物である李鵬のイスラエル訪問の前日に到着する。

ダライ・ラマは、1989年ノーベル平和賞を受賞し、中共の軍隊のチベット侵略後、チベットを亡命、チベットの自治を熱心に提唱している。中国は、敬虔なる仏教徒の地チベットが自国の1部であると主張して譲らない。

1992年国交樹立より少なくとも12年前に始まった中国への武器輸出により、イスラエルは数千万ドルの利益が上がることを発表している。

イスラエル政府が最近中国と2億5千万ドルの取引があったことを公表したにも関わらず、イスラエルから空挺レーダーシステムを買う予定であることについては中国は11月16日、否定した。