(2003年3月10日)
本日で、チベット蜂起から44年となります。10年間にわたる過酷な中国による圧政の後、1959年にチベット人は、侵略者から祖国解放を求め立ち上がりました。中国軍により、何千もの平和を愛する、気高い人々が虐殺されました。その後も、残虐行為や、抑圧、野蛮な行為が続けられました。高度な文化を持つと主張する中国のような国が、このような野蛮な行為を行うことがどうしてできるのでしょうか?
2003年の現在も迫害は続いています。チベット人たちは、不正に告発され、公正な裁判もなく犯罪を犯したとされ、上訴もできず処刑されています。中国政府は、チベット人は歴史から消し去る目的で、漢民族の(チベット本土への)移民政策をとり、チベット人は、自身の土地でよそ者となっています。
共産政権である中国は、チベットを拡張主義実行のための発進基地として利用しています。チベット高原の軍事施設は、インドを脅かしています。中国は、1962年にチベット経由でインドに侵攻し、これは1950年の無警告での韓国侵攻、1969年のソ連侵攻、1979年のベトナム侵攻、また、何千もの犠牲者を出した東南アジアにおける多くの共産主義者による反乱への支援と同様の行動です。また、西トルキスタン(新彊ウイグル自治区)の人々も、新たな道路建設などによる中国人の入植といったチベット人と同じ問題に直面しています。
影響力のある国際社会のメンバーとして、カナダ政府は、国際的な地位を利用して、中国に対し、チベット人への冷酷で暴力的な迫害をやめるよう圧力をかけることができます。また、私は、中国に対し、チベット亡命政権との対話をはじめるよう呼びかけるものです。
チベットに自由を!
ロブ・アンダース Rob Anders(カナダ国会議員カルガリー西地区選出)
http://www.robanders.com/homepage.htm