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ターラム・ドルマ・チャングラ文部大臣が日本の国会議員と会談

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2024年7月10日

ターラム・ドルマ大臣と下村会長および講演者たち

東京:中央チベット政権(CTA)のターラム・ドルマ・チャングラ文部大臣は、初来日の第3件目の訪問先として、東京の永田町にある国会議事堂を訪れ、日本チベット国会議員連盟のメンバーおよびスタッフと会談しました。

日本チベット国会議員連盟の下村博文(はくぶん)会長、石井苗子(みつこ)氏、笠(りゅう)浩史氏、およびその他のメンバーが、大臣を国際会議場で迎えました。下村会長は大臣を歓迎し、故安倍晋三元首相の指導の下で日本のチベット議員連盟が結成されたこと、また、議員たちがダライ・ラマ法王の世界平和と調和へのビジョンを尊重していることを語りました。また、櫻井よしこ氏と共にいち早くダラムサラを訪れ、ダライ・ラマ法王および中央チベット政権(CTA)の関係者らと面会したことについても話しました。

ターラム・ドルマ・チャングラ文部大臣は、国会議事堂で議員およびスタッフに対し発言する機会を得たことに、感謝の意を示しました。また、チベットの自由と正義の闘争への日本の強力な支援について、議員たち、日本国民、そして政府に感謝しました。大臣は議員たちにチベットの最近の状況を伝え、ダライ・ラマ法王の転生の選定における中国共産党の根拠のない主張や、チベットにおける中国の植民地的寄宿制学校について述べました。また、最近の米国議会の決議、「チベット問題解決法」についても説明し、日本の国会からも同様の支援を求めました。

大臣はまた、ダライ・ラマ法王が最近米国を訪問した際の出来事や、膝の手術が非常に良好に進み、法王が健康で元気であることを報告しました。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、チベットの厳しい状況と、チベットの宗教、文化、社会問題への中国共産党の干渉について議員たちに説明しました。また、日本の議会と政府が今年1月のジュネーブの普遍的定期的審査において、中国の人権侵害を非難する声明を出したことに感謝しました。さらに、最近開催された「中国の植民地的寄宿制学校:占領下におかれた民族のアイデンティティを抹殺するする邪悪な計画」と題されたセミナーについても報告し、チベットの子どもたちが母国語や文化を奪われることを阻止するために、この残酷な政策に対する声を上げるよう呼びかけました。

この会談は石井苗子氏が司会を務め、大臣と議員たちに感謝の意を表しました。下村博文会長は閉会の挨拶で、再度文部大臣の訪問と議員への演説に感謝し、日本の議会は引き続きチベットとダライ・ラマ法王の世界平和と調和のビジョンを支援することを約束しました。

―ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

議員たちに演説するターラム・ドルマ・チャングラ大臣
歓迎の挨拶をする下村博文会長
議員たちに説明するアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士
議員たちに説明するアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士

左から、石井苗子議員、下村博文会長、ターラム・ドルマ・チャングラ文部大臣、アリヤ・ツェワン・ギャルポ博士

オリジナル記事


                        (翻訳:ヤーマ・キリーク)