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ダライ・ラマ、ポーランドの名誉市民に

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(2008年6月25日 Phayul.com 

<ダラムサラ> IANS(Indo-Asian News Service)は25日水曜、チベットの精神的指導者ダライ・ラマ法王が、ポーランド南西の大都市ヴロツワフの名誉市民となったことを報じた。

報道によれば、発表は23日月曜、ラファウ・ドゥトキェヴィチ市長によって行われた。この決定の発表にあたりドゥトキェヴィチ市長は、チベット人の平和と独立のためにダライ・ラマ法王の行ってきた努力を褒め讃えたという。

IANSは市長の次の発言を引用している。
「ダライ・ラマ法王は50年にわたり、チベット人の自由のため、冷酷な体制に立ち向かい続け、とてつもない努力をしてきた。自由と人権を愛する全ての人は、彼に敬意を表すべきだ。彼に我がヴロツワフ市の名誉市民権を授与することは、我々にとって名誉なことである。」

報道によれば、ダライ・ラマ法王はポーランドでの支援の広がりを喜んでいるという。また、ポーランドでは3月のチベットでの中国治安部隊による弾圧をきっかけに、多くのチベット支援デモが行われているという。

ダラムサラのチベット亡命政権の公式Webサイトによれば、ダライ・ラマ法王は来年、名誉市民権を受けるためにヴロツワフへ行く予定だという。

ダラムサラは、インド北部の丘にある小さな街で、ダライ・ラマ法王の亡命中の座所でもある。ダライ・ラマ法王は1959年、中国によるチベット支配に対する蜂起の失敗の後、インドへ亡命した。