(2016年11月11日 法王庁)
ダライ・ラマ法王は11日、大阪市天王寺区の清風学園で、3日間にわたるチッタマニターラ尊灌頂の初日に臨まれた。台湾や中国大陸からの参加者を含む約1,000人を前に、前行法話の「入菩薩行論」を説かれた。法話会後に日本の僧侶と謁見された法王は、日本の仏教の現状や倫理教育、仏教の説く愛と慈悲の大切さなどの話題について言葉を交わされた。
清風学園でのダライ・ラマ法王の法話会に訪れた参加者たちに入場パスを手渡す日本の僧侶たち。
清風学園の大師ホールに到着され、法話会参加者たちにお声をかけられるダライ・ラマ法王。
開会直前、緞帳の間から客席をご覧になる法王。気づいた参加者が、驚きと喜びの声を上げて合掌した。
会場には、台湾や中国大陸からも多くの参加者が。法王を間近にして感激の涙を流す女性の姿もみられた。
法話会が始まる前に、壇上で再会を喜ばれるダライ・ラマ法王と高野山真言宗総本山金剛峯寺第412世座主の松長有慶師。
前行法話の「入菩薩行論」を説かれた。
ダライ・ラマ法王の法話会に1,000人を超える参加者が集まった大師ホールの情景。
ダライ・ラマ法王の法話に聴き入る参加者たち。
法話をされるダライ・ラマ法王。
日本の僧侶と謁見された法王。法王は日本の仏教の現状について「日本にはどれだけの数の仏教寺院がありますか? 宗派はいくつありますか?」と尋ねられ、統計で約8万の寺院があると聞くと「おおー……」と感嘆の声を上げられた。話題は倫理教育や、仏教の説く愛と慈悲の大切さなどにも及んだ。