2024年6月24日
東京:チベットハウス・ジャパンは、6月21日の「国際ヨガの日」を記念して、オンラインでヨガクラスを開催し、日本各地からヨガ愛好者が参加しました。カリフォルニアのギャルシェン研究所のゲシェであるチャプル・リンポチェが、ゾグチェンの古代の教義に基づいたヨガのクラスを指導しました。
チベットハウス・ジャパンの代表であるアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、参加者を歓迎し、チャプル・リンポチェと通訳の竹下夕紀氏を紹介しました。アリア博士は、ヨガは、チベットの土着宗教のボンと仏教の実践の一部であるが、最近まで公開されておらず、宗教的な実践者の間で秘められていたと説明しました。そして、ヨガは心と体の科学であり、エクササイズであり、実践者の身体的および精神的健康を向上させる大きな可能性があると付け加えました。
チャプル・リンポチェは、“九の呼吸法”とケクセルと呼ばれるチベット・ヨガの実践を教えました。リンポチェは、tsa(チャネル)、lung(風)、thígle(球体光)の理解することの重要性を説明し、人体が持っている右の白いチャネル、左の赤いチャネル、中央の青いチャネルという3つのチャネルを紹介しました。この九の呼吸法によって、執着、怒り、無知などの否定的な感情を浄化できると説明しました。5つのケクセルのエクササイズは、身体の5つのチャクラ(Tib:’Khor-lo)を開いて活性化することを目的としています。
参加者たちは、呼吸法、チャネルの位置、体内の五大要素の働きについて質問しました。リンポチェは、吸息の際に外側の五大要素(地、水、火、風、空)の色を視覚化し、これらが内側の五大要素(肉、血、熱、呼吸、心)を刺激し、最終的に体内の神聖な五大要素(心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓)を滋養する方法を説明しました。
チベットハウス・ジャパンがこのヨガクラスを開催したのは、ヨガの実践には精通しているが、チベットのマスターから直接ヨガの教えを受けたいという日本人からのリクエストが多かったためです。
チャプル・リンポチェは、インドのドランジにあるメンリ僧院出身の熟練したゲシェであり、数冊の著書を持ち、アメリカでボン、ゾグチェン、仏教を教えています。リンポチェは、アメリカのサンフランシスコ・ベイエリアにあるギャルシェン研究所とチャプル財団の創設者であり、精神的指導者です。
報告:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
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(翻訳:ヤーマ・キリーク)