2025年3月11日
東京:2025年3月9日、チベット人と日本の支援者たちは、南モンゴル人やウイグル人のコミュニティのメンバーと共に、東京で、中国共産党政権に対するチベット蜂起66周年を記念して集まった。在日チベットコミュニティ(TCJ)とスチューデンツ・フォー・フリー・チベット・ジャパン(SFTJ)が、この会とピースマーチ(平和のための行進)を主催した。
チベット人と日本人の参加者たちは、午前中に東京の中国大使館前で抗議活動を行い、チベットの自由を求め、チベットでの弾圧と文化的ジェノサイド(虐殺)を止めるよう声を上げた。また、チベットにおける中国の植民地的寄宿制学校を止めるよう求めるスローガンも掲げた。SFTJの金田太朗氏は、チベットでの人権状況の悪化について中国政府の注意を喚起する声明を読み上げ、その後、この声明は大使館の郵便受けに投函された。
午後には、渋谷区の神宮通公園で集会が行われ、SFTJの金田太朗氏がイベントを進行。最近の地震の犠牲者と法王の兄、ギャロ・ドンドゥプ氏の逝去を悼んで1分間の黙祷を捧げた後、チベット国歌が歌われた。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、集まった人々にチベット問題への参加と支援に感謝の意を表し、チベットが古代から独立した国であり、中国共産党(CCP)がその歴史を歪曲しようとしていることについて話した。また、アメリカの「チベット・中国紛争解決促進法」とその主要な内容について説明し、日本政府に同様のチベット政策の確立を求めた。アリヤ代表は、中国共産党の致命的な宗教に関する法律と、チベットの子供たちからアイデンティティ、言語、宗教、文化を奪うための植民地的寄宿制学校についても説明した。アリヤ代表は、チベット人は中国や中国人に反対しているのではなく、チベット人は中国共産党政権の残虐な植民地的で抑圧的な政策に反対していることを説明し、中国人の自由と中国の民主主義のために祈りを捧げた。
在日チベットコミュニティのドルジェ・シオタ氏は、集まった人々に対して、中国共産党によるチベットの不法占拠とチベットでの中国の残虐行為について簡潔に説明し、中国の指導者に対し、チベットでの殺害や残虐行為を止めるよう訴えた。
SFTJのツェリン・ドルジェ氏は、チベット問題への継続的な支援を行っている日本人、ウイグル人、南モンゴル人の参加者に感謝の意を表し、自由と正義のために共に協力する決意を述べた。
約100人の参加者は、神宮通公園からピースマーチを行い、宮下公園や渋谷スクランブルスクエア、ハチ公像、表参道を通り過ぎ、2時間近くの行進を続けた。通行人たちは手を振ったり、親指を立てたり、拍手を送ることで支援の意を示した。
ある日本の支援者は、チベット問題に対する訴えをより強くし、中国共産党政権に抗議するため、焼身抗議したチベット人たちの写真を使った横断幕を作った。この重要な歴史的な日にチベット人たちと連帯するため、遠くの県から駆けつけた日本人もいた。日本ウイグル協会や南モンゴルクリルタイの代表者たちも参加し、連来を表明した。
–ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告





(翻訳:Yuki)