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文部省のターラム・ドルマ・チャングラ大臣、東京でダライ・ラマ法王の誕生祝賀会に出席

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2024年7月8日

挨拶するターラム・ドルマ・チャングラ大臣

東京: ダライ・ラマ法王日本代表部事務所は、7月6日、ホテルオークラでダライ・ラマ法王の89歳の誕生祝賀会を開催し、多くの日本人、モンゴル人、中国人、その他の団体の人々がチベット人とともに参加した。

ゲシェ・ソナム・ギャルツァン・ゴンタ師とチベット人たちは、祈りの朗詠と宗教儀式を行い、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表のアリヤ・ツェワン・ギャルポ博士は、ひれ伏し、身体、言葉、心の曼荼羅をダライ・ラマ法王に捧げた。

開会の挨拶でアリヤ代表は、来賓を歓迎するとともに、多忙のなか祝賀会に参加してくれたことに感謝の意を表し、法王にとって最高の誕生日プレゼントは、その日に善行を一つ行うことだというダライ・ラマ法王のお言葉を示した。またチベット問題に対する日本の政府と国民の継続的な支援と、今年1月のジュネーブ世界定期報告(UPR)会議でのチベットおよびその他の地域における、中国の人権侵害を非難する日本の声明に感謝の意を表すとともに、最近の米国議会の決議「チベット問題解決法案」について伝え、日本の議会にも同様のことを求めた。

祝賀会の主賓である、中央チベット政権(CTA)ターラム・ドルマ・チャングラ文部大臣は、参加者たちに挨拶し、ダライ・ラマ法王の誕生日を大勢の人々と共に祝えることを嬉しく思うと述べ、日本政府と国民にチベット問題への支援に対して感謝の意を表した。また大臣は、ダライ・ラマ法王の4つの使命について説明し、最近ニューヨークで法王が受けた膝の手術と回復の早さについて報告した。

シンクタンクである公益財団法人国家基本問題研究所の櫻井よしこ理事長は、ダライ・ラマ法王のビジョンとチベット問題への強い支持を表明し、チベットにおける不正は議論され、世界中に知られるべきだと述べた。さらにチベット人は完全な自己決定権を有しており、日本は祖国で正義と平和を求めるチベット人達の非暴力の闘争を強く支持すべきだと付け加えた。

法王の長年の友人であり、チベット支援者でもある龍村和子博士が乾杯の挨拶を行い、ダライ・ラマ法王及びチベット人達との長年にわたる関わりについて語った。また法王にかつて、「他人を助けるために、あなたは長く健康な人生を送るべきだ」と言われたエピソードを紹介した。龍村氏は、初期にチベットのオペラや舞台芸術をアメリカやヨーロッパに紹介した主催者の一人である。

日本チベット国会議員連盟の下村博文会長と石川昭政事務局長からは、法王のご健康とご長寿を祈るメッセージが贈られた。

当日は、日本の国会議員や地方議員、さまざまな寺院の僧侶や神社の宮司、知識人や大学教授、チベット支援者など約200人が、北は北海道、南は沖縄、九州、四国、大阪、奈良など遠方からも参加した。皆、ダライ・ラマ法王の世界平和と調和のビジョンに大きな愛と真心を表明した。

閉会の挨拶で、元国会議員でセーブ・チベット・ネットワークの牧野聖修会長は、参加者にチベット人の自由と民主主義を求める闘いと、より慈悲深く平和な世界を目指すダライ・ラマ法王の努力を支持するよう要請した。なおセーブ・チベット・ネットワークの北澤杏里氏が、イベントの司会を務めた。

最後にアリヤ代表は、法王の誕生日祝賀会の成功のために舞台裏で尽力した、ホテルオークラのスタッフと日本人ボランティアに感謝の意を表した。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所による報告

来賓を歓迎するアリヤ代表
櫻井よしこ氏によるスピーチ
参加者たち
左から、櫻井よしこ氏、T・D・チャングラ文部大臣、龍村和子博士、アリヤ代表、タシ・ヤンゾム事務局長
チベットハウススタッフとボランティア達

 

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(翻訳:Sakura Nakayama)